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1人ビジネスをしたい方へのアドバイス−1人ビジネスの方法論

1人ビジネスの考え方、商材選択、営業方法がわかる!

内容:
<はじめに>から

 サラリーマンではなく、個人で、しかも1人ビジネスをしたいという方向けに本書を書きました。

 最初に私のことを簡単に紹介しておきます。私は、1999年に独立してから、企画マン・プランナーとして1人ビジネスをしてきました。いろいろな会社から、企画の仕事を受注する仕事です。
 独立するまでは、販売促進や広告会社で10年ほどプランナーとして仕事をしてきました。プランナーとしてのノウハウをもとに、独立したわけです。独立後は、大企業、中小企業、公的機関などから、事業企画、マーケティング企画、販促企画、Web企画など、さまざまな企画を受注しています。

 独立後、仕事をしながら、いつもどうやったら1人ビジネスがうまくいくかを模索してきました。また、1人ビジネスをやっていると、他人の1人ビジネスにもよく関わるようになるものですが、他の人のやり方は、よいやり方なのか悪いやり方なのかをよく観察してきました。さらに、企画マンとしてたくさんの企業や事業者に関わることで、ビジネスのやり方を見て、触れてきました。
 つまり、こうした中で、どうしたら1人でビジネスが可能かを常に考え、よいことを行い、悪いことはしないようにしたのです。
 このような私自身の経験をベースに、本書で書いていきます。

 1人ビジネスは難しくもあり、簡単でもあるといえるでしょう。それは実感としてあります。何をやってもうまくいくときもあれば、四方八方手を尽くしてもうまくいかないこともあります。うまくいこうがいくまいが、売上という問題からは離れることができません。1人ビジネスは、自分のビジネスの成果が収入という結果として、そのまま跳ね返っているという意味では、サラリーマン以上に喜びは大きく、大変さはシビアです。責任はすべて自分にあります。

 責任は重いのですが、仕事をする楽しさもサラリーマン以上にあるというのが、1人ビジネスだと思います。上司もいないし、いやな人とも付き合う必要もない。自分の好きな仕事をして、やりたい時間に働き、したいように営業すればよい。

 私は、1人でビジネスをはじめて、仕事ってこんなにおもしろかったのか、と思いました。起業したとき半年休まずに働きましたが、それでも大変とも思わず、むしろ楽しい気持ちだったのです。ちなみに、会社員時代、休日出勤、徹夜仕事が嫌いだった私が、です。
 祭日に気づかず、仕事のパートナーと打ち合わせをしてしまい、なんで電車が空いているのか不思議だったこともあります。打ち合わせをしていて、不明な点があってクライアントに電話してもだれもでないのでおかしいなと思っていたら、打ち合わせをしている相手が今日は休みだよと言ってはじめて気付いたこともありました。
 私は仕事キライではなく、会社勤めがキライだったのです。1人ビジネスは、仕事のおもしろさに目覚めさせてくれるのです。

 1人ビジネスに限りませんが、ビジネスをやっていると、ときには、個人の及ばぬ力があるのではないかと思うこともあります。景気、世の中の流れ、技術革新、人との出会いなど、必然的、偶然的な要素が、大きく影響してきます。
 ただ、結論をいえば、そんな動向は気にしても仕方ありません。それよりも、1人ビジネスの方法論を会得することです。1人ビジネスを行うにあたっては、重要な鉄則のようなものがあるのは事実です。ここから外れているために、うまくいかない、うまくいかないのではないか、というような事例を、私はたくさん見てきました。うまくいかない事例こそ、そばで見ていると学ぶことが多いものです。

 なお、本書は、大きなビジネスを目指すものではありません。大きなビジネスを目指すことにはとても価値があることですが、そのようなビジネスを本書では目指しません。
 街のなんとか屋さんとか、自分なりの技術で勝負しているビジネスマンのようなイメージで、1人ビジネスを行うための方法論を書いていきたいと思います。

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